スペイン文化検定
スペイン文化検定は、スペインの歴史、社会、風土、芸術、音楽、建築、食、スポーツ、国民性等の多様性に富んだ幅広い領域を対象として、それらの知識の習得度合いを問う検定です。
昨年で創設10年、20回目の開催を迎え、これまで多くの方々に親しまれてきました。
2023年度からは新たに1級を創設し、言語学習との相乗効果を図っていきます。
【試験内容】
スペインの歴史、社会、風土、芸術、音楽、建築、食、国民性等の多様性に富んだ幅広い領域を対象として、それらの知識の習得度合いを問います。
なお、スペイン語を修得していないと解答できない問題は含まれませんので、スペイン語未修者でも受験できます。
【試験方式】
全級共通で一次試験のみの満点100点
選択式問題15問(各5点)
記述式問題 5問(各5点)
【合格基準】
1級~4級
満点の80%
【検定料】
1級
5,000円(4,546+消費税 454)
2級
4,000円(3,637+消費税 363)
3級
3,000円(2,728+消費税 272)
4級
2,000円(1,819+消費税 181)
【各級の目安】
1級
高度な専門性を問う内容です。
スペインの奥深さを体感する内容となっています。
2級
専門的な知識を問う内容です。
学問的な見地から作成された様々な分野の問題が並びます。
スペインの多様性を根底から理解しているかどうかが問われます。
3級
基本的な知識を問う内容です。
大学でスペインについて学ぶ学部生に対する単位認定の補助やスペインについての理解状況の把握に適用できます。
一般の方ならば、いろいろな角度からスペインの魅力をさらに一歩深めて理解する契機となります。
4級
初歩的な知識を問う内容です。
幅広い分野からの出題により、多様性の国と言われる理由を実感する機会となります。
【サンプル問題】
1級 選択式問題(四択の中から正解を選択)
中世ヨーロッパでペストが大流行し、スペインでも多くの人が亡くなった。当時のペスト対策としてどのような措置が講じられたか?
①街ごとに外出禁止令を出し、感染が広がるのを防いだ。
②ペスト菌を媒介するネズミ・害虫を地域ぐるみで徹底的に退治した。
③神罰だと考え、誰もが祈祷・厄祓いに救いを求めた。
④この悪疫は神の試練であると考え、神にすがったり、ユダヤ人を犯人に仕立てたりするしかなかった。
2級 選択式問題(四択の中から正解を選択)
次の作家のうち、ノーベル賞を受賞していないのは?
①ミゲル・デリーベス ②フアン・ラモン・ヒメネス ③ビセンテ・アレイクサンドレ ④カミロ・ホセ・セラ
3級 選択式問題(四択の中から正解を選択)
歴史的な建造物の保存と活用を目的としてスペイン国営の下、事業が展開されている宿泊施設のことを何と言う?
①パラドール ②ペンシオン ③ファミリア ④アルベルゲ
4級 選択式問題(三択の中から正解を選択)
アントニオ・ガウディが手掛け、未完の教会として有名なバルセロナにある建築中の建物は?
①サクラダ・ファミリア ②サグラダ・ファミリア ③サクラダ・ファミーア
【優秀者表彰制度】
極めて優秀な成績を収めた受験者には、年度末に表彰を行います。
賞状ならびに副賞を贈呈してその栄誉を称えます。